オーガニック食材で作る、究極のドーナツを。茅ヶ崎Cドーナツ「TESH CHIWAN （テシュー チワン）」。

今、世界の先進国では、“オーガニック”への関心が高まっています。20世紀の大量消費、大量生産時代の教訓を受け、アメリカで注目され続けている「LOHAS（ロハス／Lifestyles of health and sustainability）」。健康と地球の持続可能性を志向するライフスタイルで、その考え方に共感し、オーガニック食品、衣料、コスメを選び、地球環境に配慮した生活を送る人が増えています。

今回、「Tsujido Local Market」で出会った、究極のオーガニックドーナツ「TESH CHIWAN（テシューチワン）」。湘南・茅ヶ崎を中心に、環境や健康に配慮した安全・安心、そして何より美味しい食材を探求するオーナー兼店長の田中豊一さんにお話を伺いました。

ひときわ目立つ行列が！　「茅ヶ崎Cドーナツ」のぼり旗が目印。

毎月第二日曜日に開催されている、おなじみの「Tsujido Local Market」。4月8日は、海をキレイにするビーチグラスの地域通貨「BEACH MONEY」のイベント『うみのわvol.4』と、コラボ開催。約25店舗の出店、7つのワークショップ、3組のライブなどで盛り上がる中、ひときわ目立つ行列を作っていたのが茅ヶ崎Cドーナツ「TESH CHIWAN」です。

湘南のオーガニック食材発信地、「TESH CHIWAN」。

2013年、茅ヶ崎市高田にオープンした手作りドーナツのお店「TESH CHIWAN」。様々なイベントに参加する同店では、オーナー兼店主・田中豊一さんの“安心・安全な食材へのこだわり”と、湘南のオーガニック農家との“つながり”が生んだ、究極のオーガニックドーナツが1個160円から堪能できます。3月に開催された『湘南パン祭り』では、1時間半で400個以上販売したのだとか！

「湘南を中心に、こだわりながら育てている農産物をドーナツを通して広めていきたい。」と語る、田中さん。TESH CHIWANは、まさに湘南のオーガニック食材発信地。様々なイベントで出会う生産者との出会いから、茅ヶ崎産を中心とした無農薬、無化学肥料の食材でドーナツを作り、その食材の素晴らしさを伝えています。

有機認証の材料を中心に作られたドーナツ。季節商品も見逃せない！

茅ヶ崎のサザンビーチのシンボル「茅ヶ崎サザンC」をイメージしたドーナツは、さっくりとしたクッキータイプ。有機栽培小麦粉や全粒粉、自家製酵母、有機素材のベーキングパウダー、平がい卵（「自然養鶏場 春夏秋冬」・小田原市）、低温殺菌でノンホモジナイズの牛乳、非遺伝子組み換え飼料が確認されたバターやチーズなどを使い、DAABON社の有機パーム油100％で揚げるそうです。

定番の商品以外にも、茅ヶ崎市の農家・長谷さんの自然栽培のネーブル、「鈴木園」のキウイ、「石井園」の栗、小川さんの青レモン、平塚市「横田園芸」の自然栽培の食用バラなどを使った、季節毎に登場するドーナツも見逃せません。

驚きの低価格！　ドーナツ2個とコーヒーで500円！

茅ヶ崎・高田の住宅街にあるTESH CHIWANは、金、土、日、10〜18時の営業（イベント参加日はClose）。ドーナツが売切れ次第、終了なので早めに訪れるのがおすすめ。オーガニックというと高価なイメージがありますが、ここではドーナツ2個と「社会福祉法人 翔の会」が作る「鬼瓦味噌蔵」コーヒーとのセットが500円と、良心的！

「湘南は、良い食材が身近で揃えられる貴重な地域。」と、田中さん。茅ヶ崎で渡り鳥「タゲリ」や水辺の生き物の保護を目的に生産・販売する「湘南タゲリ米」を生地に使用したり、足柄上郡のオーガニック農園「The WILD FARM」の自然栽培サツマイモで焼き芋を焼くなど、環境や健康に良い商品を探求し、積極的に広めています。

「美味しく、安心して食べていただきたい。」環境、健康、家族を大切に。

「少し冷ましてから召し上がってください。」と、忙しい中でも懸命に声がけをする田中さん。気温、湿度、天候に常に気を配り、ドーナツ生地を触った手の感触や、作り途中の生地の味などにも細心の注意を払います。「何よりも美味しく、安心して食べていただきたい」。日々、その想いで努力を続けているのだそうです。

“TESH CHIWAN”とは、田中さん、奥様、それに愛犬、櫻と姫の頭文字に、“チワワ”を組み合わせた造語。「病気がちだった櫻と、長い時間を一緒に過ごしたい。」、そんな想いでお店を始めた田中さんからは、ご家族への深い愛情が感じられました。

環境、健康、家族への愛情が生んだ「TESH CHIWAN」。オーガニックを“食”だけでなく、“ライフスタイル”として、湘南に根付かせていくでしょう。