【フォトレポート】夏の訪れを告げる華麗な舞い。『湘南よさこい祭り』。

平塚といえば、アーケードを埋め尽くす飾りが見事な七夕まつりのイメージがありますが、それに負けず劣らずの盛り上がりをみせる『湘南よさこい祭り』をご存知ですか? 今回で14回目、まぶしい陽射しの下に開かれた、踊りの祭典の模様をレポートいたします。

高知県発祥のよさこいは、いまや全国各地で親しまれています。なかでも『湘南よさこい祭り』は見附台広場でのステージパフォーマンスと、湘南スターモールでのストリートパフォーマンスの2つが楽しめる珍しいお祭りだそうです。

美しく、激しい踊り。人気チームには会場がヒートアップ!

午前11時。見附台公園での開会式を皮切りに、宴の幕が開きました。きらびやかな衣装に身を包んだ踊り子たち、小さな子どもから中学生、大学生に大人と老若男女、さまざまな参加者が、美しくも激しい踊りを繰り広げます。

ステージ、ストリート部門ともに審査があり、各上位3チームは表彰されるとあって、お祭りとはいえ表情は真剣そのもの。舞台に立つ前も、会場のあちこちで踊りの最終チェックや確認が行われています。ファンがついている常連チームもあるようで、その登場に場が一気にヒートアップします。

  • ▲ ステージ前に、踊りの最終確認

  • ▲ マスクをつけて登場するチームも

縁日メニューから各国料理まで、バラエティ豊富なフードパークが出現!

このお祭りは「よさこいフードパーク」として、さまざまな屋台グルメが楽しめるのも特徴。焼きそばやカキ氷などのおなじみの屋台に加え、インド料理、ハワイアン料理などバラエティ豊かなフードが、祭り気分を大いに盛り上げてくれます。

この日は気温が25度を超える夏日。降り注ぐ強い日差しの中、子どもたちはカキ氷を食べ、大人たちはビールを飲み、暑さをしのぎます。昨年は土砂降りの荒天だったそうですが、やはり熱いお祭りには気持ちよい陽射しが似合います。

  • ▲ さまざまな屋台がずらり

  • ▲ 暑い時はかき氷に限ります!

“なんでもあり”が魅力のよさこいイベントで、平塚の街を盛り上げる。

今年は45チーム、総勢1,600名以上が参加する盛況ぶり。マリンルック、フラメンコ調の曲、バレエのような踊り、さらには早着替えなど、衣装や音楽も実にさまざま。こうした型にとらわれない自由さこそが、よさこいの魅力。次々とステージやストリートに現れるチームは、観ていて決して飽きることがありません。

「湘南よさこいは、“街に元気を”がコンセプト。今年からは地元の商店街ともタイアップして、プログラムの提示でさまざまな割引が受けられるキャンペーンも始めました。これをきっかけにもっともっと、平塚の街が活気づくといいなと思っています」と実行委員長の石川さん。

  • ▲ 大盛況に笑顔の石川実行委員長(中央)とダンサーたち

みんなで踊ろう、遊ぼう! 笑顔弾ける「湘南よさこい総踊り」。

審査結果を待つ間は参加者全員で「湘南よさこい総踊り」が行われます。踊り方も教えてくれるので、一般の見学者も見よう見真似で踊り、あちこちで笑顔が弾けます。

そしていよいよ審査発表。ステージ部門、ストリート部門、そしてフラフ部門と次々に表彰が行われ、祭りの幕が閉じました。

  • ▲ 商店街の「ひらつかナナ姫」もダンス

  • ▲ 入賞に沸く踊り手たち

踊り手も観覧者もみなが笑顔で元気になる「湘南よさこい祭り」。地元平塚のチームも数多く参加しているので、興味がある方は観るだけでなく、実際に踊り手になってみるのもいいかもしれませんね。

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