クセになる、もちもち食感。本格ベーグルを平塚「CAFE SABADO」で!

平塚駅より海方向へ向かうこと約1.2キロ。「花水ラオシャン」などの平塚を代表する有名店をはじめ、数々のお店が立ち並ぶ西海岸マリンロード商店街。その一角にある、周辺のお店とは一線を画す個性的なお店が「CAFE SABADO(カフェ・サバド)」です。オシャレ感漂う、素敵なカフェにお邪魔してみました。

NY発のベーグルが大人気。日替わりランチセットも。

開店から今年で3年を迎え、地域にすっかり馴染んだ「CAFE SABADO」。エスプレッソとベーグルが名物で、多くの常連客でにぎわっています。人気メニューは、お好みのベーグルにデリ(小鉢に入ったおかず)とドリンクが付いたベーグルのランチセット。

  • ▲ この日の日替わりベーグルのランチセット

「ニューヨークではすっかりローカルフードとして定着したベーグルですが、日本では時折思い出したかのようにちょっと話題になるだけで、なかなか根付いてくれません」とちょっと苦笑いするのは店主の大野広明さん。「ただ、一度好きになると何度も食べたくなるという、ちょっと不思議な食べ物ですね」とベーグルの魅力を語ります。

早速いただいたのは「生ハムクリームチーズ&トマト」がサンドされたベーグル。一口ほおばるとまず感じるのが、もっちりとしたパンの歯ごたえ。そこにフレッシュなトマトとクリーミーなチーズ、そして香り豊かな生ハムの味わいがミックス。噛むほどに味が深まるパンの旨みとあいまって、絶妙なハーモニーを奏でます。

  • ▲ コーヒーにはかわいいイラストも

モチモチ感とヘルシーさが特徴。土日祝日のディナータイムは…?

「このモチモチ感は、パンを焼き上げる前にしっかりと茹でることで生まれるのですが、その面倒な手間を省くお店が多いのも事実です。けれども、そこは正統な手法にこだわっています」と大野さん。また卵、バター、牛乳を一切使用しないため低カロリーで、コレステロールがゼロなのもベーグルの特長だそう。なるほど、特に女性に人気が高い理由もうなづけます。

ベーグルがこのお店の看板でもあるのですが、それだけでなくボウル(丼)スタイルのお食事メニューやブラウニーなどの自家製ケーキも人気。特に家族そろっての食事が多い、土日祝のディナー(17:30~)は、丼専門店「あぼうる」に生まれ変わります。2つの顔を使い分ける“二毛作スタイル”も話題を呼んでいます。

  • ▲ こちらも人気のお手製ブラウニー

  • ▲ いつもの看板も

  • ▲ 土日祝夜になると

ベーグル、カフェラッテ、スィーツ、ランチセットやデリ、冷凍おかずも! ほぼすべてのメニューがテイクアウトOK。

またアメリカンダイナーのようなオブジェやインテリアがオシャレな店内、そしてそんな店内に静かに流れる、心落ち着く音楽も魅力的。カフェを始める前はレコード店で10年間働いていたという大野さんならではの、絶妙な選曲が光ります。

  • ▲ アメリカンダイナーを思わせる店内

  • ▲ 常連の方が作った小物も販売

しかし大野さんは「ベーグルとエスプレッソだけに特化した店もいいのですが、もう格好つけるのは止めにしました(笑)。地元の人がいつでも気軽に、どのようにでも使えるお店、それでいて“ちょっといいな”“ほかとは何か違ってスマートだな”って感じてくれる。それが理想ですね」とお店のコンセプトを語ります。

そんな大野さんの思いを表すかのように、ほとんどすべてのメニューがテイクアウト可能。「開店当初、当時メニューにあったスパゲティを持ち帰りたいと、あるお客様に言われてかなり驚きました。ただ、この地域ではごく当たり前のことに気づいたのです」。

  • ▲ 笑顔とまごころあふれる接客が人気の大野さん

センスを感じるお店でいつもとは違うひとときを、またある時はいつもの落ち着く自宅で「CAFE SABADO」の特別な味を。その時の気分や好みで自由に使い分けられる。この先、贔屓にしたい店になりそうです。

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