【移転】街の洋食屋さん「カンティーヌ・マシュー」で、湘南食材を使った料理と自然派ワインを気軽に楽しむ。

茅ヶ崎の鉄砲通りは、規模は大きくないけれど、こだわりのあるレストランやカフェなどが店舗を構える、湘南屈指の人気エリアです。

「カンティーヌ・マシュー」は、その一角にある地元に根ざした洋食屋さん。2010年のオープン以来、湘南の食材を使用した料理や、自然派ワインを提供するお店として連日にぎわっています。

オーナーの小出俊介さんは、千葉県柏市出身。大学時代に都内のカフェでアルバイトをしたことがきっかけで料理の世界へ。その後、本格的な洋食や和食などを学び、知人とともにこのお店を始めたそうです。

「お客さまとしっかりつながることのできるお店にしたかった」という想いで、流動的なお客さまが大半の都内や横浜ではなく、常に地元の方々とコミュニケーションが取りやすいこのエリアに決定。それには修業時代に旅したイタリアで、星の付く高級レストランよりも、街の食堂(トラットリア)に親近感を覚えたことも理由のひとつだとか。なお、店名のカンティーヌはフランス語で「カジュアルな食堂」を意味します。

湘南野菜の美味しさを堪能したいなら、迷わずバーニャカウダを!

お店のこだわりのひとつは、地元湘南の食材をふんだんに使うこと。「地の野菜であったり、お肉であったり、茅ヶ崎をはじめ湘南エリアにはこんなにたくさんの美味しい食材があることを知ってほしい」と小出さん。それらをフレッシュなままで提供することを心掛けています。「美味しくて、鮮度の高いものを出せるよう、地元の生産者さんたちと一緒になって頑張っています」。

  • ▲オーナーの小出さん

そこでまず味わってほしいのが「湘南野菜のバーニャカウダ」。野菜ソムリエの資格を持つ小出さんが、旬の野菜をチョイス。「素材そのものの甘味や 糖度を活かすため、特に凝ったことはしていません。それにオリジナルのアンチョビソースを付けて召し上がってください」。ちなみに小出さん自ら作るこのソースは評判を呼び、近くのスーパーマーケットで販売されることもあるのだとか。

湘南野菜の美味しさは白ワインソースをベースにした生パスタでも味わうことができます。野菜はもちろん季節の旬なものをたっぷりと使用。

  • ▲こちらが美味しい「湘南野菜のバーニャカウダ」

お肉も地元の「ちがさき牛」を使用。旨味が詰まったハンバーグで堪能できます。

さらに、知る人ぞ知る茅ヶ崎牛を使った粗挽きハンバーグも是非食べてみたい一皿。丁寧に愛情を込めて育てられたちがさき牛は濃厚な旨味と甘みが特徴です。

さらに、湘南エリアで開催されるイベントなどにも出店し、「ちがさき牛のハンバーガー」を販売。行列ができるほどの人気を博しているそうです。

ぶどうの栽培から醸造にいたるまで、安心・安全を目指した「自然派ワイン」。

お店のもうひとつの特徴は「自然派ワイン」をおすすめしていること。これは有機栽培や自然農法で育てられたぶどうを使用し、醸造の段階でも保存料や添加物を一切加えず、ぶどうの皮に付着する天然酵母の力だけで 発酵させて作るワインのこと。ぶどうのストレートな旨味や華やかな香りが楽しめ、翌日に残りにくいとされています。

そんな自然派ワインのみが幅広く揃ったお店はなかなかないそうで、取材中も自然派ワインを求めてやってきたというお客さまが来店されていました。

そんな「カンティーヌ・マシュー」が目指すスタイルはあくまで、街中にある洋食屋さん。子供からお年寄りまで、誰もが気軽に入れるお店。湘南食材と自然派ワインを肩肘張らず楽しめます。

「自分の家の近所にも、こんなお店があったらいいな〜」、きっとそんなふうに思うはず。訪れてみる価値、大いにありです。

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