湘南で暮らす人々

シェアハウスだからこそ築き上げられる特別な絆。 新橋で働くOLが湘南に住む理由

鵠沼海岸駅から徒歩15分のところに佇む一軒家『絆家シェアハウス うみがめ舎』(以下:うみがめ舎)には、会社員やフリーランス、アーティストやバックパッカーなど多種多様な人々が暮らしています。

今回はその中でも、湘南から新橋のオフィスまで毎日電車で約1時間半をかけて通勤している会社員の小島玲香さんを取材。なぜそこまでして湘南に、シェアハウスに住もうと思ったのか。住んでみてどうか。じっくりとお話を伺っていきます。

「第二の家族をつくる」というコンセプトに一目惚れ

新橋の貿易関連の会社でO Lとして働いている小島さん。平日は、実家のある練馬区からオフィスまでをただ行き来するだけの毎日、その反動なのかほぼ全ての休日に旅行に出かけるという極端な生活を送っていました。

そんな中、今年に入ってコロナウィルスが大流行。楽しみであった旅行が行けなくなり、悶々とした日々を過ごしていたそうですが、旅行に費やす分のお金が溜まった事から、思い切って住む環境を変えようと一念発起。かねてからの願望でもあった、湘南への移住を決意します。

早速物件を探し始めた小島さん、賃貸を中心に探すなか、ふと訪れた絆家シェアハウスのホームページに掲載された言葉に目が止まります。
その言葉とは「第二の家族をつくる」。

  • 引用:絆家シェアハウス

シェアハウスだからこそ築き上げられる特別な関係性

約5年前にオーストラリアのシェアハウスに滞在した経験があるという小島さん。異国の地で誰も知り合いがおらず、1人孤独と闘っていた小島さんにとって、シェアハウスの存在はとても大きかったとのこと。

夜な夜な飲み交わしながらくだらない話をしたり、みんなで料理を作ったり、職場での悩み事を聞いてもらったり、濃密な日々を過ごすなか、会社の人や友達、家族という人間関係だけではなく“シェアハウスだからこそ築き上げられる関係性”の存在を感じたといいます。

  • 写真中央が小島さん

すぐさま内覧の予約を入れたという小島さん。内覧当日は、ベランダで和んでいる人や料理を作っている人、出かける間際の人など、それぞれの人がそれそれの時間軸で生活しており、お互いに干渉しすぎず、自然体で暮らしている感覚がとても小島さんにフィットしたといいます。

当時の入居者は、刺青師やオランダ人、役者の卵、マッサージ師、モデル、焚き火師、フリーハガーなど多種多様。ほとんどの人が今までに関わった事がないタイプの方々でしたが、職場や知人だけでない人間関係を求めていた小島さんにとって、むしろ絶好な環境に感じたとのこと。

そして2020年6月末からシェアハウス生活をスタート。平日の3日間は新橋のオフィスまで通勤し、残りの2日間はうみがめ舎のリビングでリモートワークをして過ごしています。

リビングでは、オーストラリア時代のようにシェアメイトと他愛もない話をして過ごしたり、プロジェクターを使ってみんなで映画を見たり、食卓を囲んだりと、それぞれが別々の生活をしている中でも、集まるときは集まり楽しく過ごしています。サーフィンやスイカ割り、キャンプやマラソンなど、日々アクティブに過ごしているそう。

かけがえのない居場所に

湘南に引っ越して5ヶ月(2020年11月現在)。うみがめ舎での生活は、湘南という土地柄や住人の温かさから、かつてなく心地よい場所になっていると小島さん。

「都内まで1時間半かけて通っていても、毎日ここに帰って来たいと思えるくらい、私にとってうみがめ舎はかつてなく特別な場所になっています」

住人の中には、起業したり旅に出たりと新しい事にチャレンジしている人達も多く、そんな人たちからうける刺激も心地よく感じるそう。

自然と共に生きる

鵠沼海岸駅に降りた瞬間から流れるゆったりした時間の中、海沿いでさざ波の音を聴きながら帰るだけで心がリフレッシュでき、また明日も頑張ろうと思える。それは鵠沼海岸の環境と、切磋琢磨しあえる仲間たちがいるからと小島さん。

シェアハウスだからこそ築き上げられる関係性。小島さんはうみがめ舎で、”特別な絆”を手に入れました。

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