湘南・片瀬で味わうこだわりの焙煎。「Goodman Coffee」で気軽に１杯いかが？

江ノ電・湘南海岸公園駅から海へと向かう道の途中、こぢんまりとしたコーヒースタンド「Goodman Coffee（グッドマン・コーヒー）」があります。2016年のゴールデンウィークが明けた頃に店のドアを開けて以来、地元の人々を中心に愛されています。

潮かぐわしき片瀬の街の一角で、こだわり抜いた１杯を提供するのは店主の三塚さん。コーヒー豆の種類に詳しくなくても、あるいは自分の気分に合いそうなメニューがわからなくても大丈夫。豊富な知識と経験で、やさしく、丁寧に対応してくださるので、フィーリングを言葉にしてみましょう。

より良いコーヒーを追い求め、日々の研究と試行錯誤に余念がないバリスタが立つ片瀬のコーヒースタンド。日進月歩の想いを胸に、薫り立つコーヒーを今日も淹れています。

“Coffee to Go”で気軽に楽しむ。そんなお店ができました。

某大手コーヒーチェーンに勤め、コーヒーに対する理解と愛情を深めていった三塚さん。およそ20年のキャリアで多くの人々と出会い、やがて自分の店を持ちたいと思うようになりました。

はじめは自身の地元・大船付近で考えていたそうですが、なかなかいい場所が見つからなかったそう。そんな折、引っ越してきた片瀬の街を歩いていると、いまお店がある場所へ偶然たどり着きました。

「この辺りはカフェこそいくつかありますけど、“コーヒー・トゥー・ゴー”（持ち帰りスタイル）で気軽にコーヒーを楽しめるお店がなかったんです。それに、風通りや北向きの立地など良い条件が揃っていたので、ここで始めようと思いました」と、三塚さんは語っています。

Goodman Coffeeオリジナルの「Goodman Blend」は、東京・浅草にあるコーヒー豆専門店「ユニオン」の焙煎師と共同で研究開発したもの。“毎日飲んでも飽きのこない味”がテーマのブレンドは、スッキリとした後味が好評です（※提供はホットのみ）。また、Goodman Coffeeでラインナップされている数々のスペシャルティコーヒーも「ユニオン」から仕入れています。

豆のポテンシャルを最大限に引き出すため、三塚さんがこだわりをもって導入したのが、コーヒーの本場・イタリアのエスプレッソマシン「LA MARZOCCO（ラ・マルゾッコ）」。豆の旨み、薫りをギュッと凝縮して淹れる１杯を、ぜひご堪能ください。

そのほか、アイスラテやエスプレッソなども人気メニューのひとつ。また、フラッペ状の冷たい新メニューも鋭意開発中で、これからの季節にピッタリなチョイスが増えそうです。

ゆとりのある、心地良い“海のカルチャー”に惹かれて。

三塚さんの地元は、片瀬からもほど近い大船のあたり。独立前は東京都内、小田原、相模原や横浜・みなとみらいなどを転々としてきました。地元民として住む中で“湘南”を意識することはあまりないといいますが、一方で海のある生活、カルチャーには心地良さを覚えているそうです。

「この辺りはいろいろな物事が海につながっている気がします。気候にしてもそうだし、趣味もそう。交友関係のキーワードが“海”ということもよくありますね」

「もともと地元は近かったんですけど、こっちに移ってきて、１年半が経っていろいろと知るようになりました。生活のリズムや、ライフスタイルとか……いろいろ考えた結果、このお店はコーヒースタンドというスタイルにしました。もし大船でお店を開いていたとしたら、今とはまったく違ってたかもしれませんね」

三塚さんが挙げる湘南の魅力は“ゆったりさ”。ライフスタイルにこだわりを持ち、大切にする人が多く暮らすエリアには豊かなゆとりを感じるそうで、三塚さん自身も境川のほとりでのんびりとした時間を過ごしてからお店に向かうのを日課としています。

最近はご近所さんを中心に、Goodman Coffeeの常連さんが増えています。その年齢層は幅広く、小学生がおこづかい片手に来てくれることもしばしば。

「これからもずっとお店は育っていく段階にあると思います。より良いものを求める過程に終わりはないですから。みなさまに見守られながら、少しずつ成長していけたらいいなと思います」と語る三塚さん。そうしている間にもまたひとり、ご婦人がコーヒーを求めてお店にやってきました。

こだわりのコーヒーを気軽に、そしてお手軽に。海街散策のお供に、Goodman Coffeeへふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。