偶然と繋がりで創られた空間。鎌倉材木座 ギャラリー・カフェ「John」

鎌倉の中心部の喧騒から少し離れ海街風情飾らず自然体の鎌倉を感じることのできる材木座エリア。そんな材木座エリアに、さまざまなクリエイター展示を行うカフェ併設のギャラリー「John」があります 

おでん屋さんだった平屋の古民家をギャラリーに

以前は“おでん屋さん”だったという物件。味のある扉やカウンター、開放感のある高い天井など、古民家ならでは雰囲気がこかしこに残っています。

本業はクリエイターのマネジメントをしているというオーナー。もともとはそんなオーナーとの繋がりからの展示をしていたのですが、鎌倉周辺にもたくさんのクリエイターがいるという地元の人の声から、現在はもともとの繋がりを超えたさまざまなクリエイターの展示を行っています。

展示内容は定期的に変わるので、来るたびに新しい発見や出会いを楽しめる憩いの場として、地元の人はもちろん、遠方からも多くの人が集まってきています。 

  • 大塚いちお「かたちのえほん」原画展 ※取材時

  • 大塚いちお「かたちのえほん」原画展 ※取材時

偶然と繋がりによってできたカフェ

おでん屋さんの面影を色濃く残すカウンターでは、スタッフの方と常連さんが会話を楽しんでいますが、もともとカフェは本格的にはやっていなかったそう。

きっかけとなったのは、ある陶芸作家さんの展示会。「自分の作品の食器を使って、コーヒーケーキを提供する企画がしたい」という希望から、臨時でカフェを開くことに。企画終了後、周辺にカフェがなかったことも重なり、近所の人の「あったらいいな」の声に応える形でカフェを継続することになりました。

  • wi-fi完備なのでパソコン作業をする人の姿も

  • おでん屋さんの面影があるカウンター

提供しているケーキは、その臨時カフェ企画のときにケーキをつくってもらった縁がきっかけで、逗子を中心に活動中の菓子職人「Bakeromi(ベカロミ)」さんから仕入れています。“ケーキについてはすべてBakeromiさんにおまかせなので、当日までどんなケーキがくるかわからない”そんなところも常連さんは楽しみにしてくれているそう。

まさに“素敵な偶然”と“人の繋がり”によって創られた空間となっています。 

今後も周りに溶け込みながら

ギャラリーオープン以来、状況によっていろいろな人に助けていただいたので、今後も周りに溶け込みながら色々教えてもらえたら」というオーナー。

“ここに来れば面白いものをやっている”、“ここに来れば誰かに会って話ができる”そう思ってもらえる場所にしていきたいそうです。

“クリエイターを支えたい”という想いから現在の形ができあがったJohnと、それを“支えたい”と思ってくれる地元の人たちの繋がりを感じられる素敵な空間。材木座訪れる際は、ぜひ覗いてみてください。 

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