窓の外には江ノ電が! “駅チカの秘密基地”「Café610」でほっと一息、こだわりの品々を。

江ノ島への玄関口のひとつである江ノ電・江ノ島駅から徒歩1分。海に向かう通りを外れていくと、江ノ電の線路沿いに「Café610」があります。こだわりの詰まったパスタと、この辺りでは珍しい一品が味わえるこちらのカフェ。なんと江ノ電の線路のすぐ横に建っていて、電車が走り抜けていくのをすぐ横に見ることができます。

Café610は、江ノ電・江ノ島駅の改札を出て、藤沢方面に線路を歩いて行った先にあります。線路の上を少し歩くというなかなか見慣れない道なせいか、どちらかというと地元の人がよく訪れるそうです。

お店の名前の由来はオーナーシェフである杉田さんの誕生日から。6と10がラッキーナンバーということもあり、親しみを込めてこの名前にしたといいます。

こだわりの自家製パスタと、アメリカ・NYの人気フード! 食後は料理家直伝のデザートで口鼓を打とう。

今回いただいたのは「チキンオーバーライス」と「ミートソーススパゲティ」。「チキンオーバーライス」はニューヨークで流行しているフードのひとつで、杉田さんが日本人の口に合うようアレンジを加えたものとなっています。チキンの風味を味わった後にトマトで口の中をサッパリさせる食べ方がオススメですので、ぜひお試しあれ。

「ミートソーススパゲティ」にも、杉田さんのこだわりが詰まっています。たとえばパスタは自家製の生麺を使用していて、モチモチかつ歯応えのある食感が絶品。かつてイタリア人の方に習ったというパスタはソースがよく絡み、美味しさをお口の中に届けます。

  • ▲ ニューヨーカーのソウルフードに和のテイストを。「チキンオーバーライス」

  • ▲ 「ミートソーススパゲティ」は自家製生麺とソースのコンビネーションが絶品

食後のデザートにシフォンケーキはいかがでしょうか。手作りの生クリームで甘いイチゴを包んだものと、生地にチョコレートとナッツを混ぜたものの2種類があります。どちらも同じ生地をベースに使っていますが、コシの強いメレンゲを使用することで形が崩れず、中身が具たくさんになるのだそう。

シフォンケーキについては、プレゼントで貰った専門書がキッカケで作るようになったと杉田さんは語っています。その本を読みながらシフォンケーキを作るにつれて、より深い興味を持つようになり、ついには著者の料理家さんに直接習いに行ったのだとか。パスタ同様、杉田さんの食に対する強い探究心が生み出したこだわりの一品となっています。

あたため続けた想いと運命的な出会い。そして、オーナーが湘南に感じるムードとは…

お店を開く前、杉田さんは東京や名古屋でサラリーマンとして13年ほど働いていましたが、“商売がしたい”という想いは就職する以前から漠然と持っていたそうです。そんな中で現在の店舗に出会ったのは、江ノ島へ遊びに来た時のことでした。現在お店が建っているこの場所を見て、「ここにカフェをつくろう」という想いがビビッと来たのだとか。

川崎育ちの杉田さんがスキな湘南のポイントは「のんびり感」。いつでも賑わっている夏の湘南のイメージが強いですが、普段はむしろのんびりした雰囲気を感じるとのこと。都心から近いのにもかかわらず、これだけゆったりとした時間の流れを感じられるのは珍しいと話しています。

セラピストのセミナーや手作りアクセサリー、そして個展などもしばしば開催されるとのことで、いろいろなお客様がいらっしゃるそうです。そうしたイベントの時もぜひ覗いてみたいですね。

オシャレなBGMが流れる駅チカの秘密基地、それがCafé610です。シェフのこだわりが詰まった料理とともに、いつもとは違った江ノ島エリアでの時間を過ごすことができるので、少し趣向を変えてみたい時などにいかがでしょうか。

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