冬の江ノ電は光彩豊か。一日の終わりに、いつもと違う帰り道に…

夏のイメージが強い湘南ですが、冬になると一帯はイルミネーションが見どころ。もちろん、シーサイドを走る湘南のアイコン・江ノ電も例外ではありません。

今回はイルミネーションが飾り付けられている江ノ電各駅の様子を、写真とともにお届けします。きらびやかにライトアップされ、普段とは違った雰囲気を醸し出す駅の数々を巡っていきましょう。

小さなシーキャンドルは、一日のハイライトに。〜江ノ島駅〜

江ノ島駅の特徴は、売店の屋根の上にある小さなシーキャンドル。これから行く人々には期待を、戻ってきた人々には思い出を与える存在となっています。

イルミネーションが設置されているのは、キオスクの屋根や駅構内の天井など。これから電車に乗る人々、そして電車を待つ人々の目を楽しませます。

大切な話は、“ハートマーク”のすぐ下で。〜鎌倉高校前駅〜

江ノ電の中でも知名度トップクラスの鎌倉高校前駅。華美なイルミネーションではありませんが、眼前を走る国道134号線に流れるフロントライトやテールランプの明かりと相まって、ロケーションが持つムードをさらに盛り上げています。

そんな雰囲気漂うこの駅には、1ヶ所だけハート型のイルミネーションが。地元民の間では毎年恒例のポイントとして知られているようで、この下で一生の愛を誓い、見事成就したカップルが……という話もあるそうです。

冬に咲くあじさいが、行き交う人々を照らす。〜長谷駅〜

大仏のお膝元・長谷駅で見られるのは、駅から程近い長谷寺の愛称にもなっている花・あじさいを模したイルミネーション。ピンクとブルーの光が行き交う江ノ電やプラットホームを照らし、なんとも色彩豊かな表情を見せています。

光の演出を眺めながら電車を待つのもいいですが、出発する江ノ電と人々を見送りながら目にする光の世界もまたロマンチック。この瞬間のために、あえて1本早めに駅へ向かってもいいかもしれませんね。

帰りを急ぐ人々の雑踏を包み込む、光の絨毯。〜鎌倉駅〜

終着点となる鎌倉駅は至ってシンプルで、改札へ向かう通路の天井一面に光の絨毯が敷き詰められています。この時間帯は特に乗客が多く、少し広めのコンコースも人波で埋まってしまいました。

光導くほうへと人々が流れていく光景は、帰路に就く人々を温かく迎え入れるかのよう。ここでは雑踏を耳にしながら、少しだけ上を向いて歩いてみましょう。

以上、江ノ電4駅を巡ってきました。江ノ島駅もしくは鎌倉駅を起点に少しずつ見て回るもよし、行きたい駅をピックアップして訪ねるもよし。電車を降りて、次の電車が来るまでの12分間をじっくり味わいながら過ごすというのもいいでしょう。

普段からの江ノ電ユーザーのみなさまは、帰り道に少し寄り道をしてみてもいいかもしれませんね。日常のルーティンにちょっとした変化を与えて、いつもの帰り道にほんのちょっぴり温もりを加えてみてはいかがでしょうか。

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