ぶらりとおでかけ街歩き。平塚漁港周辺を行く。
presented by 平塚市
湘南特有のゆったりとしたムードが広く漂う街・平塚。中でも「平塚漁港」を中心とした一帯は昔ながらの空気感を今に残しており、のんびりとお散歩するにはちょうどいいエリアです。
今回は県道607号線を起点に、辺りを散策しながらスポットをご紹介。どこか懐かしい漁師町の雰囲気をお届けいたします。
地名の由来になった「札の辻跡」、そして街の中心・平塚漁港へ。
広々とした県道607号線を下っていったところ、須賀交番の隣に「札の辻(つじ)跡」という記念碑が立っています。このあたりは「札場(ふだば)町」というのですが、札の辻はこの名前の由来になっています。
さかのぼること江戸時代、漁港を中心とした一帯は広く栄えていた須賀村という村で、東海道へとつながる道が延びていた場所に法度などを掲示する高札場がありました。ここからこの場所を「札の辻」と呼ぶようになり、やがて「札場町」という名前のモチーフとなりました。
さて、「札の辻跡」の向かいにあるのが平塚漁港です。かつて存在した村の名前から須賀港とも呼ばれるこの港では、毎月第4金曜のお昼過ぎから魚の直売が行われています。
▲ 平塚漁港までは国道129号線からまっすぐ一直線
毎年6月には『湘南ひらつか魚まつり朝市』という大規模な朝市が開催。漁師鍋の配布やどじょうすくい、そしてマグロの解体ショーからセリ形式での販売……などコンテンツ盛りだくさん。春にはシロギス釣り大会も行われているので、こちらも要チェックです。
魚屋さん、釣具屋さんの他にドッグカフェも。おでかけの小休止に。
漁港の近くということもあり、周辺には魚屋さんや釣具屋さんなどが点在していますが、中には街の人々の憩いの場となっているカフェなども。ちょっぴり休憩していきましょう。
ひと息ついたら平塚漁港の近くへと戻って、漁港裏の河川敷へと出てみましょう。ここは「湘南潮来」と呼ばれるスポットで、対岸には茅ヶ崎の緑を、そして右手には国道134号線の湘南大橋を望むことができます。
ちなみに、「湘南潮来」の名前のモチーフは茨城・潮来。景観が似ていることに由来しているそう。晴れた日には気持ちのいい青空がどこまでも広がり、とっても気持ちのいい場所です。土手のコンクリートで日向ぼっこをしたり、釣り竿を持って川釣りを楽しむのもいいですね。
▲ 「湘南潮来」は平塚八景・相模川八景のひとつ
▲ 河川敷ではクロダイが釣れることも!
ポカポカ陽気の日には、どこからともなくネコたちもやってくる平塚漁港周辺。川を伝っていけば、湘南の海までも歩いていくことができます。新鮮な魚介を味わったり、「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク」で海を感じながら過ごしてみたり……ゆったりのんびり過ごしたい気分のときは、ぷらっとこの辺りを歩いてみてはいかがでしょうか。
平塚漁港周辺(札場町・千石河岸付近)
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