江ノ電の線路向かい、古民家アンティークショップ「R-OLD FURNITURE」にふらりと立ち寄ろう。

江ノ電の線路の向こう側、ふと目に入る“R”の看板。生け垣の先にある、味わい深い古民家。それがこのアンティークショップ、「R-OLD FURNITURE(アール・オールド・ファーニチャー)」です。

オーナーお気に入りの品々が置かれているこのお店では、他の場所ではなかなか味わえない落ち着きや温もり、そしてゆったりとした空気感に触れることができます。和物を中心に、数百年以上前にさかのぼる一品も置かれたこのお店で、この辺りならではなスローでスムースな雰囲気を愉しんでみませんか。

線路の向こうには古民家が。落ち着きと、趣きと。

  • ▲ 線路の向こう側にかかっている“R”の看板が目印です

江ノ電・稲村ヶ崎駅を降りて七里ヶ浜方面へ歩いて行くと、線路の向こう側のブロックにR-OLD FURNITUREの看板がかかっています。注意していないと見落としてしまいがちな上、道路とお店の間に線路を挟むので、本当にここにあるのかな? と疑ってしまいたくもなりますが、ここはちょっぴり勇気を出して線路を渡ってみてください。

線路を渡るときは左右をよく見て、電車が近づいていないかを確認。電柱に取り付けられている青いランプが点滅しているときは、電車が近づいているサインなので、通り過ぎていくのを待ちましょう。

線路を渡った先にある階段を登っていくと、味のある古民家が眼前に現れます。もともとは茅葺き屋根だったというこの古民家ですが、オーナーである吉川さんの話では築100年をゆうに超えるそう。建物も一見の価値アリですね。

玄関から中に入ると、昔ながらの内装にアンティークアイテムが所狭しと並んでいます。温かみのある裸電球に照らされた店内で、温もりを感じる家具、小物類をじっくりと眺めてみましょう。

吉川さんの骨董商としてのキャリアは、町田天満宮での骨董市で見かけた古いタンスに感銘を受けたことが原点に。その味わい深さに魅力を感じ、次第に関心が大きくなっていったそうです。以来吉川さんはアンティークを収集していき、1998年頃からは骨董市への出店を開始。

現在の場所にお店を開いたのは1999年のこと。品物の置き場所として倉庫を探していた折に知り合いから紹介されましたが、吉川さんは建物の雰囲気を気に入り、倉庫ではなくお店を構えることにしました。

お店の名前に付けられた“R”は、Revolution(革新)、Relax(ゆとり)、そしてRecycle(再利用)という3語の頭文字から。“近年の流れとなっている大量生産を見直し、いまあるモノを使って、カッコよく生きていこう”という吉川さんの想いが込められています。

お店に置かれている品物には、さかのぼること桃山時代のモノも。主に和物を取り扱っており、建物のムードも相まって、いっそう風情を感じます。「ここは日本ですし、やはり日本のものがさりげなく、しっくりきますね」と吉川さんは語ります。

店内には吉川さんの趣向から、ヒップホップやジャズなどが流れています。絶妙なミスマッチさから何とも言えない安らぎが感じられるので、雰囲気にじっくりと浸ってみるのもいいかもしれません。

自然の恵みを感じる街。のんびりさが彩る独特な雰囲気。

吉川さんは稲村ヶ崎出身で、学生時代には江ノ電で通学していたそう。そんな地元民として好む湘南のポイントには、“海と山のバランス”を挙げてくださいました。

「自然がもたらすカルチャーや空気感が生活にも意識されているように思います。この場所にはのんびりした印象があって、人々もそういう人たちが集まってくるような、独特な雰囲気がありますね」。吉川さんは、まるでこの地の雰囲気を表すかのように、ゆったりとした語り口でおっしゃっていました。

「潮の香りが匂うと、やはりこの辺りの良さを思いますね」と吉川さん。お店から海までは近く、少し歩けば稲村ガ崎公園へ行くこともできます。

日中ふとした時にゆとりが欲しくなったら、ふらりと立ち寄ってみると良いかも。そこでお気に入りの家具と運命の出会いが果たせれば、その一日はきっと素晴らしいものとなるでしょう。

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