湘南の海と富士山を背に。絶景と絆が織りなすランニングフェス「湘南藤沢市民マラソン」

湘南藤沢市民マラソンは、江の島を発着点としたマラソン大会です。その始まりは、市民の「江の島をスタートとゴールにしたマラソン大会を実現したい」という熱い想いからでした。この思いを形にするために署名活動が行われ、藤沢市制70周年を迎えた2010年に初めて開催されました。

以降、年に一度だけ江の島を中心に、富士山や湘南の美しい海を眺めながら走ることができる貴重な機会を提供しています。市民の情熱と協力が結実した湘南藤沢市民マラソンは、地域に根ざしたイベントとして、多くの人々に愛されています。

絶景と楽しみが詰まった特別な一日

湘南藤沢市民マラソンの最大の魅力は、何と言ってもそのコースにあります。観光名所として多くの人が訪れる江の島をスタートとゴールに設定し、富士山と湘南の海を眺めながら走る国道134号線は、高低差わずか5.5mのフラットなコースです。このため、記録を目指すシリアスランナーから、風景を楽しみながら走るファンランナーまで、すべての参加者に適したコースとなっています。

また、参加ランナーには、日常でも着用してもらいたいという主催者の想いが込められた大会オリジナルTシャツが配布されるほか、完走者には今大会から新たに完走タオルが贈られる特典も用意されています。

さらに、大会は昼頃には終了するため、ランナーだけでなく応援に訪れた家族や友人もその後湘南エリアを満喫することができる点も大きな魅力の一つです。美しい風景と地域の楽しみが詰まったこの大会は、多くの人々に特別な一日を提供します。

  • 年に1度だけ江の島を走れる

フラットなコースと理想的な季節で記録を狙う

15回目となる2025年(126日)の大会では、ハーフマラソン(21.0975km)、クォーターマラソン(11.2km)、親子ラン(1.9km)、チャレンジラン(1.9km)といった多彩な競技種目が用意されています。前回大会まで行われていた10マイル(16.09km)レースが、日本陸上競技連盟公認のハーフマラソンに変更されました。この変更には、15回目の節目を迎えるにあたっての主催者の熱い想いがありました。

「湘南藤沢市民マラソンでハーフマラソンの日本新記録を生み出したい。」

コースのメインとなる国道134号線は、高低差の少ないフラットな地形で、沿道には浜風を遮る防風林が整備されています。さらに、大会が行われる冬の湘南は、マラソンに最適なコンディションが揃う季節です。これらの条件を活かし、ここ湘南の地でハーフマラソンの日本新記録を打ち立て、多くのランナーに注目される大会を目指しています。

さらに、今大会には招待選手として、あいおいニッセイ同和損保所属のプロランナー、川内優輝選手も出走します。この記念すべき大会をきっかけに、将来的には学生ランナー、実業団選手、そして記録を目指す市民ランナーに選ばれる大会へと成長を遂げていくことを目指しています。

  • 小学生と保護者で参加できる親子ラン

地域と共にある大会

湘南藤沢市民マラソンは、地元の中高生1,000人以上によるボランティア活動や地域企業の協賛によって運営されています。

コロナ禍以降、全国のマラソン大会はエントリー数の減少により規模を縮小せざるを得なくなっているのが現状です。しかし、この大会は地域市民による支えと全世代が参加できる仕組みを大切にし、規模を縮小することなく人気を維持しています。

小学生が参加できる親子ランや、中高生はボランティアとして大会運営に携わることにより、世代を超えた関わりが生まれる場となっています。普段は運動していない市民が「この大会だけは走りたい」とエントリーしたり、地元企業が大会協賛を継続的に行うなど、多くの人々が湘南藤沢市民マラソンを盛り上げるために力を注いでいます。その結果、エントリーは毎年締め切り前に満員となり、大会は高い人気を誇っています。

主催者は、「地域の皆さんの支えがあったからこそ、今大会を迎えることができました」と感謝の意を述べています。湘南藤沢市民マラソンは、単なるスポーツイベントにとどまらず、地域の絆を深める場としても、その価値を広げていくことでしょう。

  • 地元の中高生1,000人以上がボランティアとして大会を支えている

いよいよ号砲!

今年度の開催は1月26日(日)、待ちに待った号砲が鳴り響き、ランナーたちが一斉にスタートラインを駆け出します。
お近くに住んでいる方は是非、声援を送って新春の湘南を一緒に盛り上げましょう。

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