キャンプのある暮らしと人生の楽しみ方。フードコーディネーター・hapiさんの幸せレシピ
「ソーシャルディスタンス」をよく耳にするようになったこの1年半。この言葉とともに注目を集めるようになったのが「キャンプ」です。
そんな中、「キャンプのある暮らし」をコンセプトに活動を行なっている「CAMMOC(キャンモック)」というクリエイターズユニットがあります。そこで共同代表を務めるのが“hapi”というニックネームで活動する三宅香菜子さん。
キャンプのある暮らしとはどのようなものなのか、hapiさんご自身のライフスタイルからその魅力に触れてきました。
娘さんとキャンプを楽しむhapiさん。心のゆとりも生まれる大切な時間
よく笑うことから活動ネームはhapi
hapiさんの自宅兼スタジオは茅ヶ崎の海のそばにあります。素敵なリビングとキッチンに感動していた筆者を、はじけるような笑顔で出迎えてくれたhapiさん。
活動ネームの由来を聞いてみると「私がよく笑うことからハッピーさんと呼ばれるようになり、周りも自分も常にハッピーでいられたらいいなと思ってhapiと名乗っている」と教えてくれました。その名の通りのハッピーオーラ全開で、お話を聞く前からhapiさんの魅力が伝わってきました。
自宅スタジオで料理するhapiさん
活動の基盤となるCAMMOC
現在、フードコーディネーター、キャンプコーディネーター、フリーモデルと、たくさんの肩書を持ちながら活動されているそうですが、その中で基盤の仕事となっているのが CAMMOCだと話すhapiさん。
CAMMOCは女性で構成されているクリエイターズユニットで、個性の違うメンバーが集まり「キャンプのある暮らし」をコンセプトに企業やイベントでの空間・フードコーディネート、イベントの企画やワークショップ、キャンプグッズのプロデュース、ウェブメディアの執筆、レシピ制作など幅広い活動を行っています。
最近では「SDGs防災キャンプ」と題して、キャンプ道具を活用した防災や、キャンプをすることで身に付く防災の知識などの発信もしているそうです。
キャンプイベント出店
CAMMOCオリジナルシェラカップ
誰もがキャンプを楽しめる世界へ
今となっては女性も当たり前にキャンプを楽しんでいますが、活動を初めた10年前は女性にとって縁遠いものだったのだとか。そこで「女性にもキャンプを楽しんで欲しい」と、キャンプが好きだった女性の友人とCAMMOCを立ち上げたそうです。
「キャンプのある暮らし」というコンセプトは変わらずにあるのですが、活動や提供する内容はメンバーのライフスタイルに合わせて変えているとのこと。
「時代とともにキャンプの在り方や楽しみ方は変化します。もちろん、自分たちのライフスタイルも。だから当然、CAMMOCで提供するものも変わっていきます。ただ、根源にあるのは“キャンプが好き”という想いでそれは変わりません」とhapiさん。
キャンプイベントで出店した「小料理屋はぴ」。背中には赤ちゃんの時の娘さんが
想像から生まれるおいしい料理
そんなCAMMOCでフードを担当しているhapiさん。ご自身が、ダッチオーブンの料理が好きだったことをきっかけにキャンプの虜になったそうで、その楽しさを伝えたいという想いがあったそうです。
キャンプ料理には”おままごと”のような楽しさがあるとhapiさんはいいます。家とは違う整った環境ではない中で、どんな道具を持っていき、そこにどんなキッチンを作ろうかと考える。材料も事前に準備するのではなく、キャンプ場までの道のりであれこれと考えて購入する。そうした中で、普段は生まれてこないイマジネーションがたくさん湧いてくるそうです。
大自然の中で作る料理が完成した瞬間が最高に楽しく、感動する美味しさがあると話すhapi さん。自分で食べることも大好きだけど「美味しいね」と食べてもらえる時が一番の幸せだとも教えてくれました。
hapiさんが作るキャンプ飯
料理が苦手な人でも楽しめるhapiさんのレシピ
キャンプを日常に取り入れる
茅ヶ崎の自宅兼スタジオも「キャンプのある暮らし」をコンセプトに建てたものなのだそう。キャンプ道具をしまうキャンプ部屋をはじめ、リビングには大きな暖炉があり、ドアの取っ手がペグハンマーとなっているなど、お家の中でもキャンプを感じることができる環境となっていました。
「キャンプ道具は耐久性があって、格好も良い。家で気分を上げながら使えるんです」とhapiさん。キャンプ道具の値段は様々ですが、今は100円ショップやホームセンター、専門店など気軽に購入できる場所が増え、実は日常に取り入れやすいのだとか。
リビングの暖炉
ペグハンマーが取っ手になっているドア
家族を大切に、さらなる幸せな未来へ
今後はCAMMOCでの活動はもちろんのこと、自宅スタジオを活用してさらにキャンプの魅力を広めていきたいとhapiさん。また、自宅で仕事をすることで、娘さんに自分たちの仕事を見せていきたいとも話してくれました。
好きなことを仕事にし、自分のライフスタイルに合わせて活動も変化させていく。その軽やかで柔軟なhapiさんの生き方に憧れを抱かずにはいられませんでした。これからもライフスタイルに合わせて変化を楽しみ、活躍されるhapiさんが楽しみです。
愛するご家族と変化を楽しみ進んでいく
日々を大切に暮らすhapiさん
湘南で暮らす人々
本コラム『湘南で暮らす人々』では、この地で生活を営む人々にフォーカス。「やっぱりこの街が好きだ」というみなさん、そして「いつかはここで……」と憧れを持つみなさんと一緒に、多彩なライフスタイルを覗いていきたいと思います。
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三宅香菜子(hapi)
フードコーディネーター、キャンプコーディネーター、フリーモデルとして活動。クリエイターズユニットCAMMOCの共同代表でもあり「キャンプのある暮らし」をコンセプトに、ライフスタイルを発信中。空間やフードのコーディネート、イベント企画などを手掛けており、個人、メーカー、メディアと多方面から依頼を受け、幅広い活動を行っている。
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CAMMOC
【お問い合わせ先】
E-Mail:hapi@cammoc.com
【WEBサイト】
HP:https://cammoc.com
Instagram:@hapi.cammoc
ライター情報
菊池沙央理
茅ヶ崎の海のそばで愛する家族と生活中。コーチングを用いながら「対話」を通して、人の想いに触れ、人の魅力を表現する事が好きです。言葉でたくさんの事を伝えていきます。
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