豊かな自然の恵みと、たっぷりの愛情を受けて。「湘南野菜」。
澄んだ空気と色付き始めた山が秋を感じさせ始めた10月初旬。私用で軽井沢のとあるマルシェへ友人と共に足を運びました。そこに並んでいたのは、地元で採れた新鮮で色鮮やかに輝く野菜や果物。色とりどりの野菜や果物の傍には、笑顔いっぱいで自信作を提供する生産者の方々が。
もうどれもこれもが美味しいのなんの。“新鮮なものを新鮮なままで”という生産者の方のこだわり、愛情を感じるだけでなく、生産者の顔が見える安心感もあります。
日々必ず取る食事。今日の「お疲れ様」の為に、明日も「頑張ろう」の為に新鮮で美味しい物を食べたい。そう感じる方も多いと思います。実はここ湘南にも、豊かな自然の恵みと深い愛情を込めて育てられた野菜があるのをご存知でしょうか。
「新鮮なままで味わってほしい」。湘南野菜に込められた愛情とこだわりとは。
昨今注目を集める、新鮮で美味な野菜。「湘南野菜」は藤沢市とその隣接地域で生産され、「湘南藤沢地方卸売市場」に直接出荷している野菜を指します。“湘南地区内”という限定的な地区で生産されており、収穫を行うのは早朝が多い。瑞々しいまま冷蔵保管され、翌日には出荷されます。やがて消費者のもとへと届けられ、人々の食卓を彩ります。
そんな湘南野菜のプロであり、湘南野菜の魅力を発信しているのが「横浜丸中青果株式会社 湘南支社」の山崎さんです。湘南野菜の魅力や、ご自身の思いについて伺いました。
▲ 湘南野菜を発信している“愛菜家”の山崎さん
「湘南野菜は何よりも新鮮さを大切にしています。だからこそ、新鮮なまま多くの消費者の皆様に味わってほしい。そう思っています。
生産者の方によっては、真夜中から作業を始め、朝穫れの野菜を収穫から間もなく市場へと出荷しています。この新鮮な湘南野菜を、広く消費者の皆様のもとへお届けする為にはどうしたら良いのか。生産者の方と日々話をしながら考えています。
“湘南野菜は美味しい”。そう消費者の方に感じていただいて、生産者の方の笑顔も見ることができる。これが何にも変えがたいやりがいですね」。そう語る山崎さんの真っ直ぐな眼差しと満面な笑みからは、湘南野菜に対する強い愛情を感じました。
▲ 空芯菜
▲ グリーンリーフレタス
そんな「愛菜家」の山崎さんに、実際に野菜を育てている生産者の出田(いでた)さんをご紹介いただきました。出田さんは昨年から本格的に農業の道へと進んだ新就農者。藤沢市内で日夜、野菜作りに励んでいます。
「ずっと過ごしてきたこの地元・湘南に根付いた事をしたいなと思ったんです。まだ新米ですが、いつも消費者の方を思い浮かべながら野菜作りに励んでいます」
自身が美味しいと認める菜を出荷する、というこだわりもお持ちの出田さん。湘南の豊かな自然と愛情を込め育てられ、たくさんの想いが詰まって皆様のもとに届いているのが、湘南野菜なのです。
▲ 新就農者の出田さんは湘南出身
紅葉、そして食欲深まる秋。家族や友人、恋人と、もちろん一人でも……この湘南野菜で食卓を、日々の生活を明るく照らしてみてはいかがでしょうか。
横浜丸中青果株式会社 湘南支社(湘南藤沢地方卸売市場内)
神奈川県藤沢市稲荷520
[お問い合わせ]
Tel: 0466-82-1115(代表)
[ウェブサイト]
http://www.yokohama-marunaka.co.jp/
ライター情報
SHOGO
休みがあればバックパック1つで国内外問わず旅をしてきた28歳。2016年夏に湘南の太陽と海に魅せられ茅ヶ崎に移住。今はサーフィン、キャンプにどっぷりはまり、将来はサーフボードとテント片手に愛する人と世界中の海山に…なんて妄想している。 “今を丁寧に生きる”を座右の銘に掲げ、“湘南の今”にフォーカスし活動中。
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