湘南の地元食材を使ったステーキプレートが人気の「肉CafeKEG」〜こだわりと地域貢献への思い

希少部位を使った本格ステーキが味わえる「肉CafeKEG(ニクカフェケグ)」。2023年10月に複合商業施設「BRANCH茅ヶ崎」内にオープンし、注目を集めているお店です。今回は店主の飯山圭一さんに、お店の魅力や経営に込めた思いについてうかがいました。

溶岩プレートで焼き上げる絶品ステーキ

肉CafeKEGの看板料理であるアンガス牛のステーキには、希少部位である横隔膜の一部「サガリ」が使われています。富士山溶岩プレートで焼き上げるという、焼き方にもこだわった逸品です。
ステーキを焼く際に溶岩プレートを使うメリットは次のようなものがあります。

  • 熱が均等に伝わり内側ジューシーに外側はパリッと焼き上がる
  • 余分な脂が落ちてヘルシーに仕上がる
  • 香ばしさが加わ味わいが豊かになる

8種類のソースから2種類が選べるのでボリューム満点のステーキを最後まで飽きることなく楽しめます。トッピングやご飯の種類を選ぶことも可能です。

  • ボリューム満点!

ハンバーグが食べ放題! 毎月29日に開催される人気イベント

オープンして間もなくSNSで話題となったのが、「ハンバーグ食べ放題」北海道産ビーフ100%のハンバーグが2000円で食べ放題になるイベントが、29日(肉の日)に開催されています。食いしん坊さん、肉好きさんに人気で、毎回賑わいを見せているそうです。

「美味しいハンバーグを金額を気にせず食べてほしい。お客さんに喜んでもらいたい。そう思ってスタートさせました!」と笑顔で話す飯山さん。

ゲリラ的に行われることもあるそうなので、ぜひSNSでチェックしてみてくださいね!

話題の「夜パフェ」が楽しめるパフェ専門店が店内に

パフェ専門店「PEACH PIT253」が併設されているのもこちらのお店のユニークなところ。食後のデザートとしてオーダーするのはもちろん、パフェだけのオーダーも可能です。パフェ専門店だけあって種類が豊富で、かわいらしいパフェがずらり。食事の後や一日の締めくくりにぴったりな、「〆パフェ」「夜パフェ」として人気となっています。

店主の飯山さんは、夜でも行列ができている人気夜パフェ店を見て、自身のお店でもぜひやってみたいと考えたそう。

「夜パフェとして成功している店舗を何か所も回りました。ただ、商業施設があるといっても夜は静かな住宅街。受け入れてもらえるか不安はありましたが、新しい試みとしてやっていきたいと思ったんです」

「今は施設が閉まる夜9時までの営業 ですが、準備が整い次第、さらに遅い時間での提供も始めようと思っています。夏までには間に合わせたいと考えているので、茅ヶ崎エリアの新しい話題のスポットとなれるといいなと思っています!」

  • 1日を締めくくる〆パフェ

「お店をやるなら茅ヶ崎!」他の選択肢はなかった

「肉CafeKEG」をオープンする前は、逗子で市議会議員をやっていたという飯山さん。

「市議会議員をやっているとき、茅ヶ崎の人口増加の著しさが際立っていました。コロナが流行り出してからは特に移住者も増えてきましたが、それ以前から古い団地を新しいマンションへと立て替えていましたし、これから『新しい街』へと変化していく場所だと思ったんです」

これから増えていくであろうファミリー層をターゲットに、家族でご飯を食べる場所から、子どもたちが成長するにしたがってお友達と過ごす所へと変化していく、そんなイメージがわいたのだそう。

「自分なりのビジョンが持てていたので経営は簡単そうに思えてしまったんですが、実際はとても難しかったです。全然お客さんが来ない日が続き、本当にどうしようかと悩みました」

そんな状況を打開しようともがく中で、心境の変化があったといいます。

「悩み考えるうちに、『この土地の仲間にいれてもらおう『同じ地域で働く仲間として協力していこう』という考え方になっていきました。

安いものを選ぶのではなく、地元の農家さんから仕入れる。提供するパンはご近所さんのポルベーカリーさん、お米は鈴木米店さん、お酒は柳島青木商店さんから。そうすることで、コミュニティが広がっていきました。今では『地域に貢献していこう!』と思いながら経営をしています」 

子育て中の方が気軽に働ける場や学生が働きやすい環境をつくること、高齢者が多い団地への食事の配達なども検討中とのこと。今後もさまざまな方法で地域貢献をしていきたいと話してくださいました。

  • 広く明るい店内

お客様とつながり長く愛されるお店に

「1つ自慢していいですか? 本当に人に恵まれているんですよ! 」そう言ってニコニコとお店の奥から戻ってきた飯山さんの手には、試作段階のメニューの束が。

「これ、広告代理店で働いているお客様がつくってくださったんです! さらに店舗紹介で活用できる新しいシステムを、このお店で試してみたいと言ってくれて。店内を360度見渡せるカメラの設置や、メニューからUber Eatsに直接リンクで飛べる機能など、あれよあれよという間に設定してくれました。私だけでは到底できない技術だったのでとても助かりました」

人に恵まれているエピソードはこれだけではありません。
ステーキのお店を始めるきっかけをくれた人、お肉の仕入れ先、溶岩プレートの加工を担当してくれた人、夜パフェの提案者と、話の中で次々と飯山さんを助けてくれた人たちが出てきました。それぞれの出会いが、すべていいタイミングで起こっているのです。その人たちは今でもつながっており、茅ヶ崎まで足を運んでくれているそうです。

「もちろん儲けたいとは思いますけど、それよりもお客さんに喜んでもらいたいという気持ちの方が強いですね。例えば、誕生日だと聞いたら何かサービスしたいな、とか」 

「そのサービスによってまた来たいと感じてくれたり、毎年ここで誕生日をお祝いしようって決めてくれたり、その子どもたちがいつしか結婚して子どもを産んで報告しに来てくれるようなことが起こったらもう最高ですね。そんな、地域の方に長年愛されるお店を目指していきたいです!」

愛情をもって人と接しているからこそ、いいご縁となり戻ってくる。飯山さんが人に恵まれている理由が分かった気がします。

今度の休日は、お買い物ついでに飯山さんが誇る美味しいステーキとパフェを堪能してみてはいかがでしょうか。

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