茅ヶ崎・雄三通りのコーヒースタンドで、心が通う1杯を。

茅ヶ崎駅から海へと続く通りの中でも、多くの人で賑わう雄三通り。 そのちょうど真ん中あたり、鉄砲通りの少し北側に味わい豊かなコーヒーを提供するスタンド「FLOWER COFFEE / BREW BAR(フラワーコーヒー ブリューバー)」があります。

「イチゴジャムのようなアロマ、トロピカルフルーツの風味、クリームのような口当たり」

「甘いさくらんぼ、重厚な口当たり、やわらかな後味」

これらはすべてここで提供されるコーヒーの説明文。

苦くない、風味豊かでジューシーなスペシャルティコーヒーを湘南の日常に。

ここで扱うコーヒーは一般に大量流通しているコーヒーとは異なり、新鮮で土壌・気候など育った環境の違いから来る風味の素晴らしいスペシャルティコーヒー。普段あまりコーヒーを飲み慣れない方も、その味わいに思わずうなります。

そんなコーヒー豆を焙煎するのは、オーストラリア・シドニー発祥の「Single O(シングル・オー。東京・両国にも焙煎所があります)」。コーヒーの味わいと、スタッフのフレンドリーさや真面目さの中にある遊び心が湘南の生活感に合うと感じて、オーナーの平尾さんがパートナーに選んだロースターです。

筆者も1杯いただきましたが、これまで飲んできたコーヒーとはまるで別物だということがすぐにわかりました。爽やかで嫌味のない酸味があり、ジューシーでコーヒー豆が持つ自然な甘さが口いっぱいに広がります。

平尾さんが目指すのは、お店のある雄三通り、茅ヶ崎、そして湘南の日常を、コーヒーを通じてもっと豊かにすること。地域に様々なコーヒーがあれば、その日の気分や好みに合わせて選べるようになり、住む人も外から訪れる人も心地よく過ごせる要素になると考えました。そして、FLOWER COFFEE / BREW BARはその新しい選択肢になろうとしています。

オープンから2ヶ月。コーヒースタンドというカジュアルなスタイルを採るお店は、オーナーとお客さん、そしてお客さん同士の他愛ない会話で賑わいます。

「このお店の繁盛だけがゴールではない」。茅ヶ崎とコーヒーにかける想いとは?

店名の由来である「FLOWER」の意味は、華やかな風味のコーヒーをイメージした「花」というものだけではありません。「FLOWする人」、つまり「自然体の(その人らしい)人」といった意味合いも含まれてます。お店が、そしてそれぞれが自分らしくありながらも、調和のとれたひとつのコミュニティになってほしい。平尾さんのこうした想いが込められているのです。

「いつかこのお店から新しい動きや挑戦が生まれて、広がっていってくれたら嬉しいです。そんな動きがこのストリートや地域をもっと魅力的にすると信じています。それに、こんなコーヒースタンドが湘南にもっと増えていってほしいですね」。そう語ってくださいました。

きょうも「FLOWER COFFEE / BREW BAR」には、それぞれが好きなコーヒーを目指して、ふらっと立ち寄っていることでしょう。

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