日本の伝統とサーフカルチャーを融合させた鎌倉・由比ヶ浜のゲストハウス〜ZEN VAGUE

由比ヶ浜といえば、サーフィン初心者から熟練者までが集うサーフスポット。遠浅でビギナー向けの乗りやすい波が多いですが、南西風や台風のうねりが入れば大きな波も立ち、湘南中からサーファーが集まります。

そんな由比ヶ浜の海の近くにある、築90年の日本家屋をスタイリッシュにリノベーションしたゲストハウス「ZEN VAGUE」。実はここ、サーファーが体を整えるためのトレーニングを受けられる施設でもあるんです。もっとしなやかに波に乗りたい人にも、美を磨きたい女性にもオススメのこの施設を詳しくご紹介します!

日本の美しさを海を通じて世界へ

訪れた人に強烈な印象を与える「黒」の建物。「TRADITION(伝統)×MODE(最先端)×BEACH(海)」というコンセプトのもと、鎌倉に底流する「禅」を感じさせるデザインと色調で、庭・外観・室内をまとめています。

モードで上質な空間づくり

宿としては、個室が2部屋と2段ベッドのドミトリーが4床。いずれも黒を基調としたミニマムな設えで、肌に触れる寝具などは心地よい質感です。個室にはアートも。

1階は広々としたトレーニングスペース

しかし「ZEN VAGUE」において特筆すべきは何と言っても、1階の大部分をトレーニングスペースに充てていること! 美しい庭を眺めながら、黒の静謐な空間で、宿泊者は自由にヨガやストレッチ、筋トレなどを行うことができます。外国人旅行者にとっては、旅先でも運動するのが当たり前のスタイルなので、このスペースは非常に喜ばれているそう。

専門的なサーフトレーニングを受けられる

こちらのスペースは、専門的なサーフトレーニングを受けられる施設としても運営されています。サーフィンには不向きな体を重くするような筋トレとは異なり、主に自重(自分の体重)を使って体幹などを鍛える運動やストレッチ、筋膜へのアプローチなど「コンディショニング」に主眼を置いたトレーニング内容は、サーフィンのパフォーマンス向上はもちろんのこと、日常的に疲れにくく柔軟性のあるエイジレスな体づくりにも役立ちそうです。

この施設のマネージャーである圡方周宏さんにお話を伺いました。「2020年東京オリンピックの追加種目にサーフィンが採用されたこともあり、日本の伝統や最先端なイメージと融合させたスタイリッシュなサーフカルチャーを世界中の人にライフスタイルとして感じていただけたらと思い、宿泊施設を完備しました。また、最先端のトレーニングスタジオを設けることで国内のサーファーや地域の方のバックアップができたらと考えています。」

削ぎ落とすことで自分に立ち返るコンディショニングの場

「一般的なトレーニングスタジオに設置されている多くのものを排除し、空間を黒一色に染めたのも、削ぎ落とすことで感覚を冴え渡らせるため。情報があふれている時代だからこそ、自分がどう在りたいかに立ち返る、自分を整える場所として利用してもらえれば。」と圡方さん。

「ZEN VAGUE」の“VAGUE”とはフランス語で「波」のこと。この場所から世界にも届く新しい波、うねりを起こしていきたいと名付けたそう。施設内のギャラリーには、禅とサーフィンに通じる精神性をシンボライズした「波円相」が飾られています。

「五感」を潤すための香り、食

サーフトレーニングの他にも「五感」を大切に考え、オリジナルの香りをプロデュースし施設内で香らせている他、商品として販売もしています。施設内にはアロマトリートメントルームもあり、自らもサーファーである専属のセラピストから、こだわりの和精油を使ったケアも受けられます。

今後は「食」の提供も企画しており、世界的にも「スーパーフード」として注目されている味噌や鰹だし、薬膳茶などを、現在は不定期のワークショップという形で紹介しています。サーファーとしての体づくりにも、美容や健康にも大いにプラスになりそう。

近日、ZEN SAUNAもオープン

また、近日中にはサーフィン後などに趣深い日本庭園を眺めながらサウナを楽しめる、「ZEN SAUNA」のサービスも開始する予定。宿としてだけではなく、日常的なセルフメンテナンスのためにも利用したいこの施設。由比ヶ浜の海を訪れた際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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