店舗面積1.17坪。世界一小さい?! オイスターバー誕生。その名も「CAKIFORNIA(カキフォルニア)」。
辻堂駅南口にオイスターバーが2015年11月にオープンしたんです。
そう、教えてくれたのは、以前このサイトで掲載したヨガスタジオ「ルポゼ」を経営する小勝さんの旦那さん。「料理がおいしいのはもちろん、話も上手く、経営者としてもきちんとした考えを持っている方がやってます」とのこと。
▲ 笑顔が爽やか戸嶋さん
早速、足を運んでみるとそこはカウンターのみのコンパクトなお店。聞けば1.17坪なんだそうです。立ち飲みスタイルで7人も入れば満杯に。
これまでの最高記録は10人! 全員が身体を斜めにして立っていたそうです。
キンキンに冷えたカリフォルニアワインで、厚岸産の生牡蠣を頬張る!
お店の名前はお察しのとおり、牡蠣とカリフォルニアワインを楽しんでいただこう、という想いから。生牡蠣は北海道の名ブランド厚岸産。週に3回ほど定期的に現地から取り寄せているそうです。
その淡白で上品な味にマッチするのが、さっぱり軽めのカリフォルニアワイン。特にキンキンに冷えた白との相性は抜群! ワインのうんちくは不要。カジュアルにがぶがぶ楽しむのがここのスタイルです。
また、牡蠣を低温の油でじっくり煮込んだ「コンフィ」、辻堂周辺で一番美味しいと店主が自負する「ポテトサラダ」も人気のメニューです。その他、旬の食材を使った一品料理もご用意。いずれも低価格で提供されているから、気が向いたときにふらっと立ち寄ることができます。
▲ 白ワインとの相性抜群!「カキのコンフィ」
▲ 大人気の「ポテトサラダ」
▲ 季節によって変わる一品料理(その1)
▲ 季節によって変わる一品料理(その2)
▲ ドリンクもお手頃価格
コンパクトなお店にたっぷり詰まったオーナーの夢
ここを経営する戸嶋さん、実は辻堂の人気店「串堂」「はなれ」のオーナーでもあります。現在39歳で、9年前に「串堂」を、3年半ほど前に「はなれ」を出店しました。
ここ「カキフォルニア」のコンパクトさは極端な例としても、「あまり大きな規模の店舗はやりたくないんです。それは料理はもちろん接客、サービスの真髄を極めてゆくのには向いていないからです。僕は料理人出身で、もともと商売人ではありません。うまく人を使って大きなお店を経営することは商売人がやることだと思っています」とのこと。
また、この先、人間がやってきた仕事を機械やロボットが取って代わることもあると感じているそうで「だからこそ、料理人や職人が逆に重宝される時代がやってくると思うんです。お店のスタッフたちがそんな社会でも通用するようになってほしい。そして、僕がそこそこいい年齢になったら、スタッフたちにお店ごとプレゼントしてもいいかな、なんて夢も持っています」。
そんな戸嶋さんと至近距離で語り合うもよし、何も考えずひたすらカキと向き合うのもよし。辻堂駅南口がますます面白くなってきた!
サクっと寄って美味しい牡蠣とワインを気軽に味わってみてはいかがですか?
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