「シネコヤ」、鵠沼海岸に常設館オープンへ。気になるその場所とは…

以前ご紹介した「シネコヤ」が、このたび新たな動きを見せました。スタート以来ずっと思い描いてきた常設館のオープンに向け、その第一歩を踏み出したのです。

現在上映会を行っているレンタルスペース・IVY Houseと同じく、常設館も鵠沼海岸に開館予定とのこと。『SHONAN garden』ではシネコヤの新しいシネマがオープンするまでの様子を、すこしずつ追っていきたいと思います。

シネコヤは2013年から活動を始め、鵠沼海岸駅から湘南学園に向かう道の途中にある洋館・IVY Houseを拠点としてきました。月2回の上映会は2つのシリーズに分けられていて、ひとつは往年の名画を上映する「鵠沼シネマ」、そしてもうひとつはミニシアター系の作品を扱う「隠れ家シネマ」となっています。

かつて藤沢にあった数々の映画館が閉館してしまったことに心を痛め、以来“街の映画館”づくりを目標に活動を続けてきた主宰の竹中さん。その目標への大きな一歩を踏むきっかけとなったのが、鵠沼海岸にある旧「カンダスタジオ」との出会いでした。

地元の人々にとって馴染み深いカンダスタジオ。玄関を開けてみると、閉館からしばらく経つにもかかわらず、未だかつての雰囲気が漂っていました。

部屋の隅々に残されたものが思わせる在りし日の面影。かつてこの写真館を訪れたことのある方々には、ひと言では表せない懐かしさが甦るのではないでしょうか。

それでは、シアターとなる予定の2階に向かいます。

階段を登った先にもスタジオを思わせる装飾がなされていますが、こちらはより映画館に近いイメージを受けました。

以上、これからシネコヤの常設館へと姿を変える旧カンダスタジオの内装をご覧いただきました。今回は全体の雰囲気をお伝えすることをテーマに写真をチョイスしましたが、ご紹介したところの他にも目を引くポイントが数々ありました。

なお、現在シネコヤのWebサイトでは常設館オープンに向けた寄付プロジェクトが進行中です。鵠沼海岸に建つ、“街の映画館”……頭に浮かぶその青写真を、みなさまもご一緒につくっていきませんか。

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