ほどく前提で結ばれるリボンに、人間同士の柔らかな関係性を意味づけていく「藤田道子 ほどく前提でむすぶ」〜茅ヶ崎市美術館

茅ヶ崎市美術館

2017年、茅ヶ崎市美術館のエントランスにおいて、建物の空間と湘南の冬の光を活かした見事な空間作品(インスタレーション)により、来館者を魅了した藤田道子の公立美術館で初めてとなる個展を開催します。藤田は、絹糸、布、ビーズ、鏡、木片などの素材を用いて、光や風などの自然現象の微細な移ろいをみずみずしい感性で捉え作品に仕上げます。

作品は置かれた場所、日、時間帯により、刻々と姿を変え、我々の感覚を研ぎ澄ます装置のように存在します。本展では、これまで藤田が制作してきたシルクスクリーンや小さな立体作品に加えて、近年取り組んでいるアニメーションや紙の作品、そして、展覧会のタイトルにもつながるリボンを素材とした大規模なインスタレーションを展開します。プレゼントを包み、ほどく前提で結ばれるリボンに、人間同士の柔らかな関係性を意味づけていく作家の新しい試みとなります。

春の季節に、人々が外にでて深呼吸をすることを、そっと促すような展覧会となるでしょう。

藤田道子 Fujita Michiko

1980年大阪府生まれ、神奈川県在住。2003年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域版画コース卒業、2004年東京造形大学版画コース修了。現在、東京造形大学非常勤講師。
主な個展:2002年「瞬きのリズム」gallery node(東京)、2006年「右から光り」Gallery ES(東京)、2009年「虹になる」 Gallery惺SATORU(東京)、2011年「きみのこえにみみをすます」Gallery惺SATORU(東京)、2013年「Assist」Hasu no hana(東京)、2014年「swimmer」SUNDAY(東京)、2017年「光と空間のための作品」茅ヶ崎市美術館(神奈川)、2018年「氷がとけるまで」switch point(東京)
主なグループ展:2011年「new jewelry」CLASKA HOTEL(東京)、2014年「in the rainbow mamelon+michikofujita」 gallery ON THE HILL(東京)、「slash#9 回路の折り方を しかし、後で突然、わかる道順を」The three Konohana(大阪)、2015年「HOSPITAL ART」Hasu no hana(東京)、2021年「VOCA2021」上野の森美術館(東京)

関連イベント

アーティストトーク
日時:2021年①4月17日(土)16:00~ ②5月30日(日)14:00~(各約45分)
会場:美術館展示室
出演:藤田道子(アーティスト)
料金:無料(要観覧券/申込不要)
※①は手話通訳付き

キュレータートーク
日時:2021年①5月1日(土)14:00~ ②6月3日(木)14:00~(各約45分)
会場:美術館展示室
担当:藤川悠(当館学芸員)
料金:無料(要観覧券/申込不要)
※視覚に障害のある方もご相談ください

Photo: TAKAHASHI Kyoko

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