日常にもっとお花を。フレンチスタイルのフラワーショップ「C’est la vie(セラヴィ)」。

今回ご紹介するのは、湘南・平塚駅の住宅街に、2015年12月にオープンした「セラヴィ」。地元出身の川口さんが営む小さな花屋さんです。

もともと、文学をはじめフランス文化に興味のあった川口さんは、幾度となく現地を訪問。そこで出会ったお花に対する日本との考え方の違いに感銘を受けたといいます。「フランスには日々の生活の中に、必ずお花があり、どんな家庭でも大きな花瓶を持っています。また、男性が大きな花束を抱えて歩いていたり、レストランに花売りが現れたり。そんな文化を少しでも日本で広められたらと思ったんです」。そこで本格的に勉強をするため渡仏することになったそうです。

  • ▲笑顔が素敵な川口さん

自宅用からギフト用まで、予算やニーズに合わせてオーダーメイド。

このお店で扱うのは気軽に飾れる「ブーケ」や花瓶がなくても楽しめる「アレンジメント」、さらにドライフラワーを使った「リース」など。予算や好みに応じて、ひとつひとつ作ってゆくというオーダーメイドが基本です。

いずれも、彩りが決して派手にならず、大人っぽいテイストがここの一番の魅力。まさに、フレンチシックといってもよいでしょう。ホームページやインスタグラムには作品が数多くアップされているので、「セラヴィ」ならではの個性を是非感じてみてください。

また、店内にはお花を備蓄する冷蔵庫はありません。それはその季節に相応しい、フレッシュなお花を使いたいというこだわりから。気温との温度差がないため、お花にストレスがかからないという理由もあるそうです。「お店に季節のお花を眺めにいらっしゃるだけでも大歓迎。お花で四季を感じてみてください」。

「人生」に寄り添い、彩りを与えるお花を届けたい。

店名は「それが人生さ」というフランス人が好むフレーズから。悲しいときも、嬉しいときも「それもまた人生」。そんな普段の暮らしに寄り添い、彩りを与える、そんなお花を届けたいという想いが込められています。

また、出張でワークショップを行うこともあるそうです。さらにカフェスペース「花カフェC’est la vie」のオープンも計画中。

「湘南は海にも山にも恵まれていて、やはり素敵なエリアだと思います。ほどよくのんびり、ほどよくお洒落で。以前は東京に住んでいたのですが、お店を開くなら平塚だと思い、戻ってきました」。

お店は決して広いとは言えませんが、ここには湘南の雰囲気と、フレンチスタイルが調和した素敵な空間。ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。

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