ブラジル発祥のビーチスポーツ、2019年夏はフレスコボールでみんなで盛り上がろう!

1945年ブラジル・リオデジャネイロで産声を上げた新感覚のビーチスポーツ「フレスコボール」。神奈川県の逗子を中心に都内や千葉県、最近では関西(奈良県)や九州(福岡県)でもプレイヤーが増え、幅広い地域でフレスコボールを体験することができます。

2013年には、日本で初のフレスコボール協会が立ち上げられており、新たなビーチスポーツとしてますます注目を浴びています。

今回は、フレスコボール日本代表の斉藤亮太選手にお話を伺いました。

【争わないスポーツ?】フレスコボールの不思議な魅力に迫る!

フレスコボールは、日本でいう羽子板のようなビーチスポーツです。2人1組でペアを組み、お互いラケットとボールを打ち合いいかにボールを落とさずに長くラリーを続けられるかが最大のポイント。ボールのサイズはゴム製でスカッシュで使われるボールとほぼ同サイズ。テニスボールよりも軽いですが若干硬めです。フレスコボールはビーチテニスと違い、相手を打ち負かすようなことはしません。決して争わないスポーツなんです。

相手がボールを返しやすそうなところに返してあげるという、相手を思いやるスポーツであることが、他のあらゆるビーチスポーツとの違いであり、フレスコボールの最大の魅力でもあります。

ルールもとても簡単で老若男女が楽しめます。公式ルールは以下の通りです。

・試合時間は5分
・パートナー同士の距離は最低でも7mはあける
・ラリー回数およびテクニックで勝敗を決める

その他にも、大会ごとにオリジナルのルールを設けて行うことも可能です。みんなでフレスコボールを行い、一番ポイントが少なかったペアのおごりで食事に行く、など色々な楽しみ方ができます。

決して争うことがありませんので一種のコミュニケーションツールとして活用できることもフレスコボールの魅力の一つと言えます。

フレスコボールを始めたきっかけと普及活動への想い

「フレスコボールは足腰が鍛えられるかな、と思って始めたのが最初のきっかけです」

もともとテニスをやっていたフレスコボール日本代表である斉藤選手は、その後初心者向け大会があることを知り、そこでなんと優勝することになります。この優勝を契機に「ひょっとしたら日本代表を狙えるんじゃないか」と競技者目線でフレスコボールにのめり込んでいったのです。そしてついに昨年度日本ランキング1位の座を獲得しました。

しかし同時に、「1位になっても何も変わらない、特に何も求められていない」という現実に斉藤選手は悩み始めます。そんな時に、百獣の王と称される芸能人アスリートである武井壮さんのある言葉に共感したという斉藤選手。それは、「どれだけクオリティが高いことをしていても観ている人がいなかったら意味がない、価値がない」という言葉でした。

フレスコボールはまさにこの言葉通りの状況にあったので、斉藤選手は「もっと広めなきゃいけない、観てもらわなきゃいけない」と思い始め、競技もやりつつ2019年は普及活動にもより一層力を入れ始めることになったのです。

インスタ映え必至!オシャレなラケットでフレスコボールを楽しもう!

とても魅力的なスポーツであるフレスコボール。ただフレスコボールをプレイするのももちろん楽しいですが、フレスコボールの道具であるラケットに注目した楽しみ方もあります。

フレスコボールではラケットとボールを使いラリーをするのですが、このラケットが実にオシャレです。フレスコボール協会の公式ストアに並んでいるラケットのデザインがとても可愛いのでインスタ映えも確実に期待できますし、自分好みのデザインのラケットを購入すれば自然と愛着もわいてくるので、より一層フレスコボールが楽しめます。

既存のスポーツという枠組みに囚われない自由な発想で自由に楽しめるフレスコボールは、このように高いファッション性を兼ね備えているのも大きな魅力と言えます。

フレスコボールはスポーツ未経験者のあなたも大歓迎!

「フレスコボールは現在逗子や平塚で定期的に練習を行っているので、見かけたらいつでも気軽に声をかけて欲しい。体験会にきて一緒に楽しみましょう!」と話す斉藤選手。

ビーチスポーツは確かに敷居が高いかもしれませんし、そもそもスポーツをあまりやったことがない人には尚更そう感じることだと思います。ただ、誰もが最初は初心者ですし、フレスコボールは誰かと争うことのないスポーツですので、初心者のあなたが「負ける」ということはないんです。負けるという概念がないので悔しさや恥ずかしさもなく、気持ち良く汗がかける平和なスポーツです。フレスコボールは、誰かと楽しくコミュニケーションを取るためのツールであると捉えてみるのが良いです。

楽しみ方は人それぞれ、今年の夏はフレスコボールでみんなで盛り上がってみては?

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