海に魅せられた店主が握る。鮨処「慈(いつく)」。

茅ヶ崎駅南口から徒歩1分。ビルの3階に2015年9月にオープンした寿司店「慈(いつく)」。その店名には「湘南の海や茅ヶ崎、またお客さまとの時間を大切に慈しみたい」という想いが込められています。

おきまり(寿司とお椀のセット)のほか煮物や蒸し物などが存分に堪能できるおまかせなどをご用意。なかでもお薦めなのが「ペアコース」。前菜3点、刺身2人前、天ぷらまたは旬の魚料理、そして寿司2人前、お椀、さらに「まる得4酒」2人前がセットになって2人でなんと1万円。

ちなみに、「まる得4酒」はビール、焼酎、ワイン、日本酒それぞれを1杯ずついただけるというもの。これを考え合わせれば、かなりリーズナブル! カップルや友人知人とぜひ楽しんでみてください。

若い頃、修業先で出会ったサーフィン。仕事との両立のため海辺の店を渡り歩く。

オーナーで板前の野崎さんは今から30年ほど前に寿司職人としての修行を開始。その場所が茅ヶ崎でした。そこで出会ったのがサーフィンで、以来熱海などの店で、職人として腕を振るう日々。そのかたわらには常に海とサーフィンがありました。

一時、ご実家の寿司店を手伝うために東京・中野に戻ったこともあったそうですが、父の死をきっかけに実家のお店をたたみ、鎌倉へ。寿司店の料理長や天ぷら店の店長などを経験し独立を果たしました。

見晴らしがよく、開放感のある空間。モダンなインテリアや器にも注目。

そんな野崎さんがこの場所を選んだのは、駅の近くで、大きな窓がある開放感に溢れた空間だったから。また、オープンキッチンとし、カウンターの目の前で野崎さんが調理する様子をダイレクトに眺めることが可能。まな板もカウンターとほぼ同じ高さにしつらえてあります。

また、モダンでシンプルなインテリアはここが寿司店であることを忘れてしまいそう。また、器や盛り付けにもこだわり、たとえばフレンチのようなスタイルで提供されることもあります。

ふぐやすっぽん鍋のコース、天ぷらなどにも店主の腕が光ります。

さらに「慈」では、新鮮なふぐ(野崎さんが修業時代に免許を取得)が食べられることも特徴のひとつ。さしみや唐揚げ、鍋、ひれ酒などがたっぷり味わえます。その他、スッポン鍋や天ぷらなども一度は口にしたいメニュー。

リーズナブルかつ特別感ある茅ヶ崎の鮨処へと、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

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