平塚に春を告げる、湘南の風物詩『湘南ひらつかシロギス沖釣り大会』。

相模湾のほぼ真ん中に位置し、漁業の町としても知られる平塚。今年でなんと38回目となる『湘南ひらつかシロギス沖釣り大会』が5月20日(土)に開催されました。大盛況のうちに終了した本大会の模様をレポートいたします。

満員御礼! シロギス釣り対決は早朝スタート。

  • ▲ 快晴、最高気温27℃。初夏の陽気で、天気は最高

  • ▲ 会場となったのは、「ひらつかタマ三郎漁港」

大会には平塚漁港の4つの釣り宿から各1艇ずつ、計4艇が参加。1艇につき30名、計120名が参加定員ですが、今回もほぼすべてが満員となりました。大会ルールは、朝7時30分~午後1時の間に釣り上げたシロギス5匹分の総重量が一番重い方が優勝。単なる数を争うのだけでなく、キスの大きさといった“運まかせ”な要素もあるのが面白いところです。

さて朝7時に平塚港を出航し、4艇が各々のポイントへ。どこで釣るかが勝負を大きく左右しますが、そこは船長の腕と経験、勘が試されるところ。「過去30年あまりで、こんなに魚がいないのは初めて」という堺伸弘船長(庄治郎丸)の言葉に若干の不安を感じつつも、7時30分にスタートです。

  • ▲ 朝7時、みなさんすでに乗船完了。最も期待に胸が高鳴る瞬間です

  • ▲ 朝7時30分、大会スタート。長い戦いの始まりです

不安をよそに、開始15分で早くもシロギスを2匹釣り上げたのは宮沢さん。その後、数少ない女性参加者の中、ご夫婦で参加したという浅野さんも釣り上げます。「釣りは普段から楽しみますが、大会は独特な緊張感や真剣味が楽しいですね」と、奥様も大会ならではの雰囲気を楽しんでいます。

  • ▲ 開始15分で2匹のシロギスを釣り上げた宮沢さん。絶好調です

  • ▲ 夫婦でご参加の浅野さん。釣り女子の面目躍如!

湘南の海で繰り広げられる熱戦。船からは富士山などの絶景も!

アタリが少なくなると堺船長は、船を別のポイントへ。そしてしばらく様子を見て別のポイントへ。無線でほかの競技艇と連絡をするも、どこもさっぱりだとか。「本当かどうか分からないよ。いいポイントでも教えないからね」と船長同士も水面下でのバトルがあるようです。

  • ▲ 船長暦は約40年。相模湾を知り尽くした堺船長の腕が試されます

  • ▲ 時にはこんな獲物も! 絡み付くタコは、はがすのが大変そう!

さて当日は最高気温が27℃の快晴、絶好の釣り日和。海越しには富士山や湘南平、江ノ島や烏帽子岩など、湘南らしい光景も満喫できる最高の眺めですが、参加者は景色などには目もくれません。小腹を満たすために軽食も、さっと済ませてひたすら竿を振り続けます。

  • ▲ 海越し見る、やや霞みがかった富士山。湘南ならではの景色も楽しめます

  • ▲ 海を眺めながら、おにぎりを頬張ってちょっと一休み。つかの間の休息です

釣り歴40年以上、地元・平塚のベテランが立て続けにヒット!

残り時間もわずか、立て続けに数匹釣ったのはAさん(仮名)。地元平塚の方で、釣り歴は40年以上の大ベテランです。「キス釣りの魅力は、独特なヒキ。軽いアタリがあって、その後にぐっと強いヒキがある。どこで合わせるかが腕の見せ所だよね」とAさん。堺船長も「繊細で奥が深いよね。同じ船でもこれほど釣果に差が出る魚はないんじゃない?」とのこと。

  • ▲ 当日は相模湾を約1時間クルージングする、ひらつかタマ三郎周遊船も出航

  • ▲ 釣られたフグも、プーッと膨らんでおかんむり?

そして午後1時、タイムアップ。平塚漁港へと帰港です。「ボウズ(※一匹も釣れないこと)だよ」と苦笑する人、満面の笑みの人と悲喜こもごも。改めて参加者を眺めてみると、その顔ぶれはさまざまです。大ベテランの友人同士や、会社の同僚5人グループ、ご夫婦、若い女性2人組、そして親子と、バラエティに富んでいるのが印象的でした。さあいよいよ、計量が行われ、結果発表と表彰式です。

  • ▲ 袋に入れた魚は、大会係員に提出して計量。あとは結果を待つのみ

  • ▲ 親子で参加の新倉さん親子に、甥の玲也くん。いつもは江ノ島で堤防釣りを楽しむとか

いよいよ結果発表! 平塚の海でシロギス釣りを制したのは…

表彰は「なでしこ賞」「各船賞」「総合賞」「船長賞」の4部門。次々に発表され、クーラーボックスや釣竿など豪華な副賞が手渡されます。そしていよいよ総合賞の発表、さあ第1位は……「庄三郎丸」に乗船のBさん(仮名)! 大きな拍手に会場は包まれます。私が船内で話をお伺いしたベテランのAさんは、惜しくも総合2位でした。

  • ▲ 総合賞で1~4位に輝いた皆さん。副賞も手に、満面の笑顔

  • ▲ 船長賞に輝いた庄三郎丸の船長。おめでとうございます!

表彰式も終わり、大会は終了。参加賞を手に笑顔で帰途に着きます。年々シロギスの数も減り、今回は特に厳しい状況での大会となりましたが、無事大盛況のうちに終わりました。釣りだけでなく、湘南の海、そしてそこに集う人々との交流が楽しめる『湘南ひらつかシロギス沖釣り大会』。さあ、来年は皆様もぜひ参加をして、平塚の春の風物詩を満喫してみませんか?

第38回湘南ひらつかシロギス沖釣り大会

[開催日]
2017年5月20日(土)

[主催]
平塚市観光協会

[後援]
神奈川県 平塚市 平塚市議会 神奈川県観光協会 平塚商工会議所
平塚市商店街連合会 平塚市漁業協同組合  湘南中央釣具商組合 神奈川中央交通

[協賛]
平塚魚市場 日産車体 長谷金本店 平塚信用金庫  横浜ゴム エイテック
がまかつ オーナーばり ゴーセン  シマノ グローブライド 橋安商店
マルキュー はせ川釣具店  ヤマリア(ヤマシタ) 上州屋 ハヤブサ つり人社
週刊つりニュース つり丸 つり情報

[お問い合わせ]
主催:一般社団法人 平塚市観光協会
Tel: 0463-20-5110(ひらつか市民プラザ内)

ライター情報

ユゲヒロシ

ユゲヒロシ

藤沢生まれ、藤沢育ちのコピーライター・編集者。バックパッキングでアジアやヨーロッパを貧乏旅行、バイクや車で国内を漂流した後、広告制作会社へ。現在はフリーランスとなり、飲食店取材や住宅系、トラベル情報などを執筆。趣味はB級C級グルメ巡りにキャンプ、ロードバイクなど。軽いフットワークで旬の情報、そしてディープなネタをお届けします。

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